2015年4月28日
ウェディング・結婚用語辞典〜リングピローの歴史・由来〜
宝石を乗せる飾りもの
リングピロー
リングピローとは、結婚式の指輪交換の際にリングを乗せて運ぶクッションのような役割のことを言います。
リングピローの歴史は古く、古代エジプトでは結婚式が行われている間、宝石を装飾的な枕状のものの上に乗せて飾っていたと言われていました。また、侍従や召使などが王族、皇族方に何かを渡す際に、直接手で渡すという事はなく、ピローに乗せて渡していたとも言われています。
これらの風俗が結合し、ヨーロッパの結婚式では、ピローの上に宝石(リング)を乗せて運ぶというスタイルが定着されたそうです。
また、古代ヨーロッパではリボンや縄で自分たちをひとつに結ぶ事が「約束」を意味し、その事で結婚を表現していたので、リングピローについている紐には「二人の愛の誓い、愛を約束する」という意味が込められています。
形状はクッション型が一般的で、サイズは小さく、結婚式の色調に合わせるか、または白のシルクでできています。色やサイズに規定はなく、最近はバスケットやボックスにプリザーブドフラワーを入れたようなもの、ビーズやガラスで作ったもの、スワロフスキーを使ったものなど様々なものが存在します。
中にはウェディングアイテムの専門店やネットショッピングでキットを購入し、手作りする花嫁も。作り方が書かれた説明書が付いているので、初心者でも簡単に仕上げることができ、より想い入れのあるアイテムを作れるのがいいですよね!
みなさんもお気に入りのリングピローが見つかりますように★☆