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2014年5月31日

派手婚、地味婚…結婚式の変化は10年周期! (2/2)

ゲストも一緒に楽しみたい! 2000年代~アットホーム婚時代

地味婚の反動で、「やっぱり二人だけではなく、人とのつながりも大事にしたい」と感じ始めた頃、カップルたちが作り出したのが、以前のようなただ派手な結婚式に戻るのではなく、堅苦しくない、アットホームな結婚式でした。

新郎新婦が座る高砂席のひな壇を排除し、二人がゲストをもてなすという風潮が生まれました。庭やプールがあり、貸切できる一軒家タイプのゲストハウスが次々に全国にオープンし、人気となったのがこの時代です。

意味あるものにお金を使う 2010年代~「心」を大事にする結婚式

そしていま、「アットホーム婚」の精神は当たり前となり、それに加えて「心」を大事にする結婚式の時代になっています。

物が充実した時代に育った現代の若者は、派手婚の時のように「目立ちたい」という欲求のためにお金を使うのではなく、よりシビアに「何のために結婚式をするのか?」という本質を大事にしています。結婚式の形が多様化し、「結婚式をしない」という選択肢も普通に選べる時代だからこそ、「お金をかける意味がある」と自分たちが納得したものに対してお金を使う傾向があります。

では、今のカップルが「意味」を感じるのは何なのか?

結婚式をする理由の多くは「親への感謝」となっています。さらに、ゲストへの「おもてなし」。義理や付き合いのつながりではなく、本当に大事な人たちの前で誓いを立て、祝福してもらいたい、という思いが強いのです。

結婚式を挙げる理由が「お披露目」や「憧れ」といった自分軸から「感謝を伝える」、「おもてなし」という他人軸へと変化していることがわかります。

今後も結婚式は10年周期で変化していくことが予想される

「心」を大事にする現在の流行は、折り返しを迎えようとしています。5年ほど経ったのち、今の20代前半~半ばの若者たちが結婚適齢期を迎える頃には、どのような結婚式が主流になっているのでしょうか?

このように、時代の変遷という視点で結婚式に参加してみるのも面白いかもしれません。

前回の記事はこちら
・派手婚、地味婚…結婚式の変化は10年周期! (1/2)

 
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by 尾越 まり恵
大学卒業後、リクルートの制作会社にて9年間、結婚情報誌『ゼクシィ』の制作に携わり、2011年に独立。フリーライターとなる。女性のキャリア、恋愛、結婚、出産、子育てなどについて取材・執筆。主な専門は「シングルマザー」「生殖医療(不妊治療)」「ワーキングマザーの仕事と子育て」。
ブログ : http://ameblo.jp/happyhappywoman/

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