2014年11月12日
ウェディング・結婚用語辞典〜六曜の種類と意味〜
前回は幸せになれるおまじない「サムシングフォー」についてお話ししました。今回は、冠婚葬祭の儀式に知っておきたい六曜(六輝)についてお話しします。
占いからはじまった六曜
六曜は、暦に描かれている注釈のひとつで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種をいいます。
たとえば、結婚式は大安がよい、葬式は友引を避けるなど、主に冠婚葬祭などの儀式と結びついて使用されています。
そもそも、六曜は足利時代に中国から伝わってきた占いがもとになっているそうです。当時は、現在の曜日を意味するもので、それが江戸時代の終わり頃から今のように吉凶を表すものになり、結婚式に大安吉日が喜ばれる風潮になりました。
それでは、気になる六曜の種類と意味を見てみましょう。
大安(たいあん)
「大いに安し」の意味。六曜の中で最も吉の日とされます。 終日万事が吉なので、結婚式や結納は大安の日に行われることが多いです。
友引(ともびき)
昼は凶。午前、夕方、夜は吉。大安の次に結婚式に適しています。
「幸せのおすそ分け」という意味で、結婚披露宴の引出物を発送する人も。
先勝(せんしょう/さきがち)
「先んずれば即ち勝つ」の意味。万事に急ぐことが良いとされます。
午前が吉で午後が凶。午前中から式を始めれば午後になってもOK。
赤口(しゃっこう/しゃっく)
午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)のみ吉で、それ以外は凶とされます。
先負(せんぷ)
「先んずれば即ち負ける」の意味。 万事に平静であることが良いとされ、勝負事や急用は避けるべきとされます。 午前は凶だが、午後は吉。
仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅するような大凶日」の意味。もしくは「物滅」として「ものを失う」の意で凶。
六曜の中で最も凶の日とされ、婚礼などの祝儀を忌む習慣があります。
ただし終日凶とする説と、午後は縁起がよいとする説に分かれます。
六曜を信じるか、信じないかは人それぞれ。
結婚式の日取りを決める際に、六曜を気にされないカップルも増えてきましたが、こだわりのあるご両親や親戚の方ももちろんいらっしゃいます。周りの意見も伺いながら、みなさんが納得する大事な儀式を決められると良いですね。